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ロマンの碑(ロマンの碑河川公園)
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ロマンの碑(ロマンの碑河川公園)


ロマンの碑の復元


 ロマンの碑は、《海の幸》《わだつみのいろこの宮》で知られる明治の天才画家「青木繁」の名作の数々が、旧芳賀郡東高橋村出身の「福田たね」との愛の中から生まれたことを記念するため、昭和51年(1976)、二人の別れの場所である芳賀町東高橋の五行川の橋のほとりに建設されました。

 しかし、令和5年(2023)、碑が盗難に遭いました。町では、碑の復元に向けて「ロマンの碑復元プロジェクト」を立ち上げ、令和7年3月、多くの方々のご協力により復元することができました。



●碑の建設

 昭和49年(1974)、栃木県立美術館において「青木繁福田たねのロマン展」が開催され、青木繁とその恋人福田たねの生涯、芸術、そして二人の関係性が紹介されました。

 この展覧会が契機となり、ふたりのゆかりの地である芳賀町東高橋の五行川沿いに記念碑を建設しようと、建設委員会が組織され、広く美術愛好家に呼びかけました。

 そして、昭和51年、益子町在住(当時)の彫刻家ワグナー・ナンドール(1922年~1997年)氏の制作・建設により、《ロマンの碑》が建立されました。
 青木繁に関する記念碑は、下館に次いで全国4番目となりますが、福田たねとの関係性をテーマとした碑は独自のものです。

 そこには、パレットを持つ青木繁、その右に福田たね、そして二人の子・幸彦が刻まれています。


●盗難被害から復元へ

 観光名所として親しまれてきたブロンズ製の《ロマンの碑》は、令和5年の夏、盗難被害に遭っていたことがわかりました。

 令和6年、観光名所の復活と青木繁・福田たねの物語を次世代へ継承するため、町が「ロマンの碑復元プロジェクト」を立ち上げ、クラウドファンディングによる寄附を募りました。その結果、多くの町民や全国の美術愛好家らからの協力により、目標額を上回る寄附が集まりました。

 そして令和7年3月、ロマンの碑の復元にいたりました。

 制作は、ワグナー・ナンドール氏と長年親交があった陶壁作家の藤原郁三氏が行いました。

 復元された碑は、(公財)ワグナー・ナンドール記念財団が所有する石膏原型を参考に、陶で精密に再現されています。


●芳賀野慕情ああロマンの碑
(作詞・作曲 青山 完治、編曲 山田 恵範)

この曲は、町内に住む青山完治さんが、より多くの人に『ロマンの碑』を知ってもらいたいという思いから作曲。
青山さんは、当時の碑建設にも関わりがあったことから、思い入れが強く、作曲するに至った。

芳賀町慕情ああロマンの碑(歌詞)

住所
栃木県芳賀郡芳賀町大字東高橋地内国道123号五行橋付近
施設
名所・旧跡
定休日
なし
駐車場
あり(10台)
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