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ロマンの碑(ロマンの碑河川公園)
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ロマンの碑(ロマンの碑河川公園)

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明治の天才画家、青木繁の名作の数々が福田たねとの愛の中から生まれたことを記念するため、芳賀町東高橋の五行川のほとりに作られた碑と庭園。昭和49年に県立美術館が開催した「青木繁・福田たねのロマン展」が契機となって建設委員会が組織され、広く美術愛好家に呼びかけて約一千万円の募金に成功し、昭和51年に完成。碑の制作はハンガリー出身で益子町に在住していた哲学者・彫刻家の故ワグナー・ナンドール(1922年~1997年)氏。
青木繁は、明治39年12月から翌年3月まで旧水橋村の五行川左岸の東高橋の福田たねの実家に滞在し、同川右岸の与能黒崎家の一室を借りて、最後の公開作になった「わだつみのいろこの宮」(石橋美術館所蔵、重要文化財)を制作した。夏目漱石などが絶賛したこの作品は、当時の画壇からは正当な評価は得られず、彼の生活は放浪の旅へと向かっていった。
ロマンの碑は、この両岸を結ぶ橋のたもとに建てられている。この橋は「わだつみのいろこの宮」を東京府勧業博覧会に出品するために上京する青木繁と二人の間に生まれた幸彦を抱いたたねとの最後の別れの場所でもある。二人の愛と悲しみを秘めて流れる五行川のこの橋のほとりに建てられた「ロマンの碑」には、上部にパレットを持つ青木繁、その右に福田たね、下部に赤ちゃんの幸彦が浮き彫りされている。

住所
栃木県芳賀郡芳賀町大字東高橋地内国道123号五行橋付近
施設
名所・旧跡
定休日
なし
駐車場
あり(10台)
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